Qobuz(コバズ)とは?

フランス発のハイレゾ音楽ストリーミングサービス「Qobuz(コバズ)」は、2024年10月24日に日本で正式ローンチされました。日本語のUIや円建て決済にも対応し、以前のβ版での招待制はすでに終了しています。

運営元のXandrie社は、2021年にe-onkyo musicを買収し、日本発のハイレゾ音源の充実を進めてきました。その結果、現在では1億曲以上、最大24bit/192kHzという大規模な音楽カタログを提供しています。

Qobuz(コバズ)の料金プラン

Qobuzの料金プランは「Studio」と「Sublime」の2種類があります。どちらも音質やダウンロード機能に違いはありませんが、Sublimeプランではハイレゾ音源の購入が最大60%割引になります。

下記の表で、各プランごとの価格や同時利用可能アカウント数、無料トライアル期間をまとめています。用途や利用人数、ご希望の支払い方法に合わせて、最適なプランをお選びいただけます。

Qobuzの料金
プラン 同時アカウント数 年払い換算/月 月払い 無料トライアル
Studio Solo 1台 ¥1,280
(一括 ¥15,360/年)
¥1,480 30日
Studio Duo 2台 ¥1,680
(一括 ¥20,160/年)
¥1,980 30日
Studio Family 最大6台 ―(年払い設定なし) ¥2,080 30日

Qobuz vs. 他社サービスの比較

Qobuzと、Tidal��Apple Music・Spotifyの主要ストリーミングサービスを、「価格」「音質」「無料体験」「配信楽曲数」「サービスごとの特徴」で比較したチャートが以下です。サービス選びの一助にご活用ください。

Qobuz vs. Tidal/Apple Music/Spotify
サービス 月額 最高音質 無料プラン 配信曲数 最も顕著なメリット
Qobuz ¥1,280~ 24‑bit/192 kHz 30日無料体験のみ 1億曲以上 ハイレゾ購入ストア併設
Tidal $10.99≈¥1,730 24‑bit/192 kHz+ Dolby Atmos なし 約1億1,000万曲 最高音質を追加料金なしで提供、アーティスト還元強調
Apple Music ¥1,080 ALAC 24‑bit / 192 kHz
(Hi‑Res Lossless)
1 か月無料体験のみ 1億曲以上 空間オーディオ(Dolby Atmos)・Apple製品との深い統合
Spotify ¥980 最大320kbps あり 1 億曲以上 無料層+個人化プレイリスト

Qobuz(コバズ)の登録方法【無料体験あり】

日本語Web登録の手順

Step1
公式サイト(qobuz.com)にアクセスし、「無料体験」をクリックします。

 

Step2
メールアドレスの認証後、プランを選択し、クレジットカードまたはPayPalで支払い情報を入力します。

アプリ経由のApple課金に注意

iOSアプリ内で課金するとAppleの手数料が上乗せされ、Webでの登録より最大30%高くなることがあります。コストを抑えたい場合は、必ずWebサイトから登録し、その後アプリでログインするのがおすすめです。なお、Qobuz公式でもアプリ外からの解約を推奨しています。

解約・プラン変更方法

Step1
アカウント設定から「マイス���リーミングプラン」を選択します
Step2
「サブスクリプションを解約する」をクリックします。
Step3
確認画面でボタンを押すと、解約手続きが完了します。
Step4
解約後も、現契約の有効期限までは引き続き再生が可能です。

Qobuzの音楽をダウンロードしてオフライン再生する方法

公式Qobuzアプリでオフライン再生する手順

どの端末でも共通しているのは、「サブスクリプション契約中のみ再生できる暗号化キャッシュ」として保存される点です。

iPhone/iPad(iOS)の場合

Step1
App StoreからQobuzアプリを入手し、ログインする。設定→「オフラインライブラリ」→「ダウンロード品質」からHi-ResやFLACなど希望音質を選択します。
Step2
アルバムやプレイリスト画面の「↓」アイコン、または楽曲の「…」から「インポート」をタップ。
Step3
画面下部の「オフラインライブラリ」を開けば、通信が遮断された状態でも再生できます。
Step4
オフラインライブラリ内で曲を左にスワイプすると削除可能です。一括削除は、設定→「インポート/ダウンロード」→「インポートを削除」から行えます。

iOSは外部SDカードに非対応。端末ストレージの空き容量や、高音質(24bit/192kHzは通常の約3倍の容量)に注意しながら設定しましょう。

Android/タブレットの場合

Step1
設定→「ストレージ」で、内部ストレージまたはSDカード(対応機種のみ)を選択
Step2
アルバムやプレイリストの「↓」、または曲メニュー「…」から「オフラインで聴く」を選択
Step3
画面下部「オフラインライブラリ」をタップ
Step4
ライブラリ内で長押しして曲を削除。設定→「キャッシュを空にする」で一括削除もできます。

AndroidはSDカードを選べば1TB以上保存可能ですが、端末がUHS-I等に非対応の場合、再生開始が遅くなることがあります。

Windows/macOSの場合

Step1
Qobuz公式サイトまたはMicrosoft Storeからアプリを取得し、ログインする
Step2
曲やアルバムの「…���から「インポート」、または雲形「↓」アイコンをクリック
Step3
画面左下の飛行機アイコン、またはメニューから「Offline Library」をオン
Step4
設定→「キャッシュ」で保存先や容量上限を指定。ここから「キャッシュを空にする」で一括削除も可能です。
Step5
「ダウンロードマネージャー」タブで購入曲は再取得できます。

デスクトップ版ではキャッシュ機能は無効化できません。再生済みでも容量を消費するため、定期的に「キャッシュを空にする」ことをおすすめします。

Qobuzの公式ダウンロード機能の制限

  • ダウンロードは端末の空き容量次第でほぼ無制限。Hi-Resは容量に注意。
  • ダウンロード時、長押しや右クリックでFLAC 24bit~MP3まで音質を指定可能。
  • 契約が終了するとアプリがライセンスをチェックし、オフライン音源も再生できなくなります。

MusicFab Qobuz 変換ソフトでDRMフリー保存

MusicFab Qobuz 変換ソフト
  • Qobuzの音楽をFLAC、WAV、MP3、M4A、OPUS形式でダウンロード可能
  • Qobuzのプレイリスト、アルバム、ポッドキャストを一括で保存
  • 任意のデバイスでオフライン再生が可能
  • 楽曲の歌詞やID3タグも保存対応

MusicFab Qobuz 変換ソフトを使えば、Qobuzの音楽をロスレス音質でダウンロードできます。1曲あたり最短10秒ほどで保存が可能です。ダウンロードした楽曲は、FLAC・WAV・MP3・M4A・OPUSなど複数のフォーマットに変換でき、各種プレーヤーやCD、USBメモリなど他のデバイスに移して楽しめます。

試用版では最大3曲までフルでダウンロード可能です。なお、本ソフトの利用は私的複製の範囲内にとどめ、商用利用や再配布は行わないようご注意ください。

MusicFab Qobuz 変換ソフトの使い方

Step1
ソフトを起動したらQobuzのアイコンをタップする

 

Step2
ブラウザでQobuzのサイトが開いたらアカウントでログインする

 

Step3
ダウンロードしたい曲を含むプレイリストを再生して、緑色のダウンロードボタンをクリックする

 

Step4
出力フォーマットと品質を選択する

 

Step5
「今ダウンロード」をクッリクするとダウンロードが始まる

Qobuz(コバズ)に関するQ&A

Q

Qobuz(コバズ)はどこの国のサービスですか?

QobuzはフランスのXandrie社が設立した音楽ストリーミングサービスです。日本国内では、Xandrie Japanがe-onkyo musicと提携し、サービスを運営しています。

A
Q

Qobuzは日本でいつサービスを開始しましたか?

Qobuzは2024年10月24日に日本で正式ローンチしました。なお、以前のβ版の予定とは異なるため、混同しないようご注意ください。

A
Q

Qobuz(コバズ)の「ハイレゾ」と「ロスレス」の違いは何ですか?

「ロスレス」はCD品質(16bit/44.1kHz)の音源で、「ハイレゾ」は最大24bit/192kHzの高解像度音源を指します。QobuzやApple Musicでは、ハイレゾ品質にも対応しています。

A

まとめ

Qobuzは、世界で初めてハイレゾ品質のストリーミングサービスを開始した音楽配信サイトです。2007年にスタートしましたが、本格的にハイレゾ音源の提供に注力しはじめたのは2020年からで、それ以前はMP3形式によるサブスクリプションプランを提供していました。

WindowsやmacOSはもちろん、iOSやAndroidにも対応しています。パソコン向けには再生アプリと楽曲のダウンロード機能が、スマートフォン向けには専用アプリが用意されています。さらに、アルバムのレビューやアーティストのインタビュー、音楽ニュースなどのコンテンツも随時更新されています。最新の音楽情報を知りたい音楽ファンの方にもおすすめのサービスです。