「Apple Musicに登録してみたけれど、機能が多くて使いこなせない」「解約したらダウンロードした曲も消えてしまうのが不安」――そんなモヤモヤを感じたことはありませんか。 Apple Musicは1億曲以上が聴き放題になる便利なサービスですが、仕組みや機能を知らないまま使っていると、せっかくのメリットを活かしきれないこともあります。

この記事では、まず基本的な使い方と公式のダウンロード機能(オフライン再生)を整理し、そのうえで公式機能の制約にとらわれず「お気に入りの曲をずっと手元に残す」ための賢い活用法や、便利なツールもあわせて紹介します。 最後に、料金や他サービスとの比較、よくある質問もまとめるので、これからApple Musicを本格的に使い始めたい方は参考にしてみてください。

Apple Musicの使い方

Apple Musicとは? 特徴と料金プラン

Apple Musicは、Appleが提供する定額制の音楽ストリーミングサービスです。広告なしで1億曲以上の楽曲を楽しめるだけでなく、iPhoneやMac、Apple WatchといったApple製品同士の連携が非常にスムーズなのが最大の特徴です。

主要サービスとの比較
比較項目 Apple Music Spotify Amazon Music
月額料金 個人:1,080円
学生:580円
ファミリー:1,680円
Standard:980円
Student:480円
Family:1,580円
個人:1,080円
(Prime会員は980円)
ファミリー:1,680円
楽曲数 1億曲以上 1億曲以上 1億曲以上
無料プラン  
(体験期間のみ)
 
(フル再生可・広告あり)
 
(シャッフル再生のみ)
オフライン再生      
音質 ロスレス・ハイレゾ標準対応
空間オーディオ対応
ロスレス対応 ロスレス・ハイレゾ標準対応
空間オーディオ対応

基本操作:再生から公式オフライン保存まで

ここでは公式アプリを使った、日々の基本的な操作手順を解説していきます。

曲を探して再生する

まずは聴きたい曲を探してみましょう。「ミュージック」アプリを開き、以下の手順で操作します。

Step1
画面右下の[検索]をタップします。
Step2
検索バーにアーティスト名や曲名を入力します。
Step3
表示された楽曲をタップすると再生が始まります。

再生画面では、一時停止やスキップのほか、シャッフルやリピート再生もワンタップで設定可能です。

Apple Musicの使い方

ライブラリとプレイリストへの追加

気に入った曲は、毎回検索しなくても済むように「ライブラリ」に追加しましょう。

ライブラリに追加: 再生画面の右上(または曲名の横)にある[+(プラス)]ボタンをタップします。チェックマークに変われば追加完了です。

プレイリストに追加: 「ドライブ用」などのリストを作りたい場合は、曲名の横にある[…(3点リーダー)]をタップし、[プレイリストに追加]を選択します。

Apple Musicの使い方

通信量を節約する「オフライン再生」

外出先で音楽を聴く際、スマートフォンのデータ通信量(ギガ)が気になる方は「ダウンロード機能」を活用しましょう。必ずWi-Fi環境で事前に保存しておくのがコツです。

Step1
曲やアルバムの横にある[+(追加)]をタップしてライブラリに入れます。
Step2
追加された曲の横にある[雲のアイコン(または↓矢印)]をタップします。
Step3
ダウンロード完了マークが付けば、オフラインで再生可能です。

Apple Musicの使い方

ただし、この公式機能でダウンロードした楽曲にはDRM(デジタル著作権管理)による保護がかかっています。そのため、Apple Musicを解約すると認証ができなくなり、再生できなくなる点には注意が必要です。

解約後も手元に残す:MP3変換・保存の方法

「解約した後も手元に曲を残しておきたい」「MP3プレーヤーや車のカーオーディオ(USB)でも聴きたい」。 そう思っても、公式のダウンロード機能はあくまで「一時的なレンタル」扱いのため、解約やデバイス移動には対応していません。

こうした制限を解決するのが、「MusicFab Apple Music 変換ソフト」のような専用ツールです。 これを使えば、Apple Musicの楽曲をMP3やFLACなどの汎用的な形式に変換してPCに「バックアップ保存」することが可能になります。

MusicFab Apple Music 変換ソフト
  • オリジナル音質をキープしたまま、Apple Musicの楽曲をダウンロード可能
  • Apple Musicのプレイリストやアルバム、ポッドキャスト、ラジオを一括ダウンロード
  • Appleミュージックの音楽をMP3、M4A、OPUS、FLAC、WAVに変換可能
  • アーティスト情報やジャケット画像などのID3タグを自動取得し、歌詞も.lrcファイルとして保存可能
  • 内蔵ブラウザでApple Musicの楽曲を検索して、そのままダウンロード可能
  • ローカルファイルとして保存、あらゆるデバイスでオフライン再生が可能
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本記事の手順は「私的利用(個人で楽しむ範囲)」を前提としています。変換したファイルの販売・配布・インターネットへのアップロードは著作権法で禁止されています。必ずルールを守ってご利用ください。

MusicFabの使い方は3ステップ

Step1
MusicFabを起動し、メイン画面から「Apple Music」アイコンを選択します。内蔵ブラウザが開くので、自分のApple IDでログインします。
Step2
変換したい楽曲やプレイリストを探して再生します。自動的に解析ウィンドウが立ち上がるので、保存したい形式(MP3など)や音質を選択し、[今ダウンロード]をクリックします。
Step3
高速で処理が始まり、指定したフォルダにファイルが保存されます。

apple music ダウンロード3

音質と通信量の設定:ロスレスと空間オーディオ

ロスレスオーディオの設定

CD品質以上の高音質で楽しみたい場合は、以下の手順で設定を変更します。

Step1
iPhoneの[設定]>[ミュージック]>[オーディオの品質]を開きます。
Step2
[ロスレスオーディオ]をオンにします。
Step3
詳細設定で、モバイル通信時は「高音質(標準)」、Wi-Fi接続時は「ロスレス」のように使い分けるのがおすすめです。
 
tips icon
通信量に注意:ロスレス音源はデータ量が非常に大きくなります(標準の数倍〜10倍以上)。外出先でギガ不足にならないよう、「モバイル通信ストリーミング」の設定は標準のままにしておくことを強く推奨します。

空間オーディオ(Dolby Atmos)

映画館やライブ会場のように、あらゆる方向から音が降り注ぐ立体的な音響機能です。 AirPods(第3世代以降)やAirPods Proなどの対応機器をお持ちの方は、[設定]>[ミュージック]>[ドルビーアトモス]を「自動」または「常にオン」にして、その没入感を体験してみてください。

Apple Musicに関するよくある質問

Q

無料体験中に解約したら、すぐに聴けなくなりますか?

ケースバイケースです。注意してください。有料プラン契約中の解約であれば、次回の更新日までは聴き続けられます。 しかし、「無料体験期間中」の解約は、手続きをした瞬間にサービスが即時停止する場合があります。

解約ボタンを押す前に、画面に「今すぐ終了します」といった警告が出ないかよく確認するか、期間ギリギリ(更新日の24時間前)まで待ってから解約することをおすすめします。

A
Q

解約するとダウンロードした曲はどうなりますか?

すべて再生できなくなります。 Apple Musicでダウンロードした曲は、あくまで「契約期間中に聴く権利」を借りている状態(レンタル)です。端末にデータが残っていても、解約後は認証が通らなくなるため再生不可となります。

※だからこそ、本記事で紹介した変換ツールなどで「自分用のバックアップ」をとっておくことが重要なのです。

A
Q

「ライブラリから曲が消えた」という現象が起きます

「ライブラリを同期」の設定がオフになっている可能性があります。 特に機種変更やOSアップデート、Apple IDのサインアウトを行った際に勝手にオフになることがあります。以下の手順で再設定してください。

1. iPhoneの[設定]アプリを開きます。
2.  [ミュージック]を選択します。
3. [ライブラリを同期]のスイッチをオン(緑色)にします。

A

まとめ

Apple Musicは、公式のオフライン再生や高音質設定を使いこなすことで、その真価を発揮します。まずはご自身の環境に合わせて設定を見直してみましょう。 また、「解約すると曲が消えてしまうのが不安」「ずっと手元に残したい」という方は、記事で紹介した「MusicFab」を活用して、お気に入りの音楽を『一生モノのライブラリ』としてPCに保存するのが賢い選択です。