Apple Musicの曲を「車で聴きたい」「USBメモリに入れて持ち歩きたい」「古いiPodで再生したい」と考えたとき、多くの人が「ダウンロードしたのにファイルが見つからない」「iTunesで変換しようとしたらエラーが出た」という壁にぶつかります。

実は、Apple Musicには「MP3に変換できる曲」と「できない曲」の明確な境界線があります。本記事では、まずあなたの状況で変換が可能かどうかを判定し、目的に合わせた最短の解決ルート(USB、MP3プレーヤー、スマホへの転送)を診断します。

Apple MusicをMP3に変換する方法

【3秒チェック】Apple Musicの曲はMP3に変換できる?できない?

「Apple MusicをMP3にしたい」といっても、その曲が「購入したもの」なのか「聴き放題プランのもの」なのかによって、できることと必要な手順が全く異なります。

まず、変換したい曲がどれに当てはまるかチェックしてください。

【判定表】MP3変換の可否
曲の種類 MP3変換(公式機能) 備考・注意点
CDから取り込んだ曲 可能 制限はありません。
iTunes標準機能でMP3バージョンを作成できます。
購入した曲(iTunes Store) 条件付きで可能 基本的にDRMフリーですが、2009年以前などに販売されていた古い楽曲(Protected AAC)は保護があり変換できません。
Apple Music(聴き放題) 不可 サブスクリプション楽曲にはDRM(デジタル著作権管理)があり、公式機能ではMP3ファイルとして書き出せません。

「iTunesでMP3変換機能を使おうとしたが、グレーアウトして押せなかった」という場合、その曲は「Apple Musicの聴き放題楽曲」か「古い保護付きの購入曲」である可能性が高いです。

「ダウンロード済み」でも「MP3ファイル」ではない理由

多くのトラブルの原因は、Apple Musicにおける「ダウンロード」の意味の誤解にあります。

  • オフライン再生(公式のダウンロード):電波のない場所でも聴けるように、アプリ内にデータを一時的に保存(キャッシュ)する機能です。これはApple Musicアプリ(または認証されたiTunes)の中でしか再生できません。
  • MP3ファイル化(永久保存)汎用的な音声ファイルとして書き出し、カーオーディオや他社製プレーヤーなど、Apple IDと無関係なデバイスでも再生できるようにすることです。

つまり、Apple Musicアプリでいくら「ダウンロード」ボタンを押しても、それは「自由に使えるMP3ファイルを手に入れた」ことにはなりません。

車・USB・スマホでApple Musicを再生したい:あなたに合う解決ルートは?

あなたの「やりたいこと」に合わせて、最適な解決ルートを選んでください。

シーン1:車で聴くなら「スマホ接続」が鉄板

最も確実でトラブルが少ないのは、ファイルを変換せず、再生デバイス(スマホ)を車に接続する方法です。

  • CarPlay / Android Auto:対応していればナビ画面で操作も可能です。
  • Bluetooth接続:多くの車で対応しており、手軽です。
  • AUX / USBケーブル:スマホを直接繋ぎます(USBの場合は「iPodモード」として認識される必要があります)。

シーン2:USBメモリに入れたい(非対応の壁)

「スマホを繋ぐのが面倒」「カーナビが古くてBluetoothがない」などの理由でUSBメモリを使いたい場合、Apple Musicからダウンロードしたデータ(M4Pファイル等)をそのまま入れても再生できません。車側がその保護された形式を解読できないためです。

この場合、「MP3形式のファイル」を用意する必要があります。

CD取り込み曲や購入曲であれば、iTunesでMP3に変換してUSBに入れれば再生可能です。しかし、聴き放題の曲をここに入れるには、後述するファイル形式の互換性を解決する変換ソフトが必要になります。

【重要】USBで「エラー/再生不可」になる意外な原因(Macユーザー注意)

「MP3ファイルを入れたはずなのに、車でエラーが出る・曲が飛ばされる」というトラブルが頻発しています。特にMacを使ってUSBに曲をコピーした場合、「._(ドットアンダースコア)」から始まる隠しファイル(例:._SongName.mp3)が自動生成されることがあります。

PC上では見えませんが、多くのカーオーディオはこれを「壊れた音楽ファイル」として読み込もうとし、エラーや再生停止の原因になります。

対策:Windowsでコピーするか、Mac用の隠しファイル削除ツール(BlueHarvestやKekaなど)を使ってUSB内をクリーンにしてから車で使用してください。

Apple Music(聴き放題)をMP3ファイルとして保存する方法

「Apple Music非対応の古いMP3プレーヤー(ウォークマン等)に入れたい」「動画編集のBGMとして読み込みたい(私的利用)」といった場合、アプリ内のデータではなく、独立したMP3ファイルが必要です。

しかし前述の通り、聴き放題の曲はiTunesの標準機能では変換できません。このギャップを埋める選択肢として、MusicFab Apple Music 変換ソフトのようなサードパーティ製ツールが存在します。

musicfab
MusicFab Apple Music 変換ソフト
  • Apple Musicの楽曲をオリジナル音質のままダウンロード
  • アップルミュージックのプレイリストやアルバム、ポッドキャスト、ラジオをまとめてダウンロード
  • Appleミュージックの音楽をMP3、M4A、OPUS、FLAC、WAVに変換可能
  • ID3タグも自動取得、歌詞の保存にも対応
  • 内蔵ブラウザでApple Musicの楽曲を検索し、そのままダウンロード可能

MusicFabができること・できないこと

MusicFabを使用すると、Apple Musicの楽曲データをダウンロードし、汎用的なMP3やFLAC形式として保存することができます。

  • Webプレーヤーから直接高品質(ロスレス)でダウンロード処理を行うため、録音ソフトに比べて音質劣化がありません。
  • ID3タグ(曲名、アーティスト、ジャケット画像、歌詞)が保持されるため、カーナビ等での表示が崩れません。

MusicFabを使ってApple Music楽曲をMP3で保存する手順

MusicFabは内蔵ブラウザを使用するため、複雑な設定なしで高い成功率を誇ります。

Step1
MusicFabを起動し、メニューから「Apple Music」を選択します。内蔵ブラウザでApple Musicの画面が開きます。

Apple Music MP3 保存

Step2
お使いのApple IDでログインし、保存したいプレイリストやアルバムを開きます。

Apple Music MP3 保存

Step3
画面右下に表示されるボタンを押すと、リスト内の曲が自動解析されます。

Apple Music MP3 保存

Step4
出力形式を「MP3」、品質を「320kbps」(最高音質)に設定し、ダウンロードを実行します。

Apple Music MP3 保存

このプロセスを経ることで、ID3タグ(アートワーク、歌詞、アーティスト名)が完全に保持されたMP3が生成されます。「カーナビの画面にジャケット写真が表示されない」という悩みも、これで解決します。

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本記事で紹介するソフトや方法は、必ず私的利用の範囲内でご利用ください。

よくある変換失敗とトラブルシューティング

Apple Musicの仕様変更やネットワーク環境により、変換がうまくいかない場合があります。代表的な3つのケースとその解決策をまとめました。

解析が失敗する・いつまでも0%のまま進まない

Apple Musicは頻繁に仕様変更(アップデート)を行っており、古いバージョンのソフトでは解析ができなくなることがあります。

MusicFabはこうした変更に即座に対応していますので、もし進まなくなった場合は、ソフト右上のメニューから「アップデートを確認」を行ってください。最新版にしてから再試行することで、解決する場合がほとんどです。

変換した曲の音質が悪い・ノイズが入る

もし、再生しながら保存する「録音タイプ」のソフトを使用している場合、PCのシステム音が入ったり、通信環境による音飛びが発生したりします。

一方で、MusicFabを使用しているにも関わらず音質が低い場合は、出力設定を確認してください。設定画面でビットレートを「320kbps(最高音質)」に指定することで、ノイズのないクリアな音質で保存できます。

iTunesメニューの「MP3バージョンを作成」が押せない

iTunesのファイルメニューにある「変換」がグレーアウトしている場合、主に2つの理由が考えられます。

最も多いのが、対象がApple Music(聴き放題)の楽曲であるケースです。これらはDRM保護されているため、たとえPCにダウンロード済みであっても、iTunesの標準機能では絶対に変換できません。この場合は、本記事で紹介したMusicFabを使用してください。

また、iTunes Storeで購入した曲でも、PC内にファイルがない(雲のマークが付いている)状態では変換できません。その場合は、一度ダウンロードしてから試してください。

Apple MusicをMP3で保存したい方向けのQ&A

Q

Apple MusicをMP3に変換するのは違法ですか?

法律と規約の両面から注意が必要です。 日本の著作権法では「私的使用のための複製」は認められていますが、「技術的保護手段(DRMなど)を回避して行う複製」は、この私的複製の対象外となる可能性があります。 また、Appleの利用規約においても、コンテンツの保護技術を回避・無効化する行為は禁止されています。本記事は技術的な可能性を紹介するものであり、利用は自己責任となります。

A
Q

Apple Musicで「ダウンロード」したらMP3ファイルになりますか?

なりません。 Apple Musicの「ダウンロード」機能は、通信量を節約してアプリ内で聴くための「一時保存(キャッシュ)」であり、汎用的なMP3ファイルとは仕組みが全く異なります。

A
Q

iTunes/ミュージックアプリでMP3に変換できるのはどんな曲ですか?

DRMフリーの「購入済み楽曲」や「CD取込曲」のみです。 基本的に、あなたのライブラリにあるパソコン内の音声ファイル(ローカルファイル)が対象です。Apple Music(聴き放題)の曲や、クラウド上にしか存在しない曲は変換できません。

A
Q

USBに入れたのに車で再生できないのはなぜ?

ファイルに鍵(DRM)がかかっているからです。 Apple Musicからダウンロードしたファイルは、たとえUSBにコピーできたとしても、Apple ID認証のないカーナビやオーディオ機器では読み取ることができません。 車などの外部機器で自由に再生するためには、本記事で紹介したような「MP3変換」の工程が必須となります。

A
Q

USBに曲を入れたのに、車で「非対応ファイル」と表示されます。

DRM(保護)が掛かったデータをコピーしている可能性があります。 Apple Musicでダウンロードしたデータは暗号化されているため、そのままUSBメモリに移しても、Apple製品以外のカーオーディオやナビでは認識されず、再生できません。 「CarPlayやBluetoothを使わず、USBメモリで聴きたい」という場合は、本記事で解説した方法でMP3に変換する作業が必須となります。

A
Q

スマホだけでApple MusicをMP3に変換できますか?

基本的にできません。 Apple Musicの公式アプリには、MP3として書き出す機能はありません(「ダウンロード」はあくまでアプリ内再生用の一時保存です)。 また、スマホの「画面収録」機能を使っても、著作権保護機能により画面が真っ黒になったり無音になったりするため、綺麗に保存するにはPCソフトが必要です。

A
Q

iTunesでApple MusicをMP3に変換しようとしてもできないのはなぜですか?

iTunesの変換機能は「所有している曲」専用だからです。 iTunes標準の変換機能が使えるのは、CDから取り込んだ曲や、DRMフリーで購入した曲など、パソコン内に実体があるファイルに限られます。 Apple Music(聴き放題)の楽曲は「借りている状態」でありDRM保護が付いているため、iTunesの機能では変換できません。

A

まとめ

「Apple MusicをMP3にしたい」と考えたとき、最初に理解すべきなのは「公式機能の限界」です。

  • 公式ダウンロード機能: あくまでアプリ内でのオフライン再生用(一時保存)。
  • iTunesの変換機能: CDや購入済み楽曲(ローカルファイル)のみが対象。

残念ながら、Apple Musicの聴き放題楽曲(DRM保護付き)は、これら公式の標準機能だけではUSBメモリに移したり、カーナビで再生したりすることができません。だからこそ、「車で聴きたいけれどCarPlayに対応していない」「古いウォークマンを活用したい」といったニーズに対して、今回紹介したApple Music変換ソフト(MusicFab)が唯一の解決策となります。

もちろん、ご利用の際は規約の範囲内での私的利用にとどめる必要がありますが、この方法を使えば、デバイスの制約に縛られず、もっと自由に音楽を楽しむことができるはずです。