Apple Musicを手元に残したいが、録音・変換ができずに困っていませんか?本記事では録音ソフト・変換ツール・オンライン方法の違いを整理し、音質や使いやすさ、注意点までわかりやすく解説。

Apple Music 録音ツール徹底比較

Apple Music録音・変換ツール主要機能比較

  分類 方式・特徴 変換/録音速度 主な対応形式 ID3タグ保持 歌詞の保存 料金 日本語UI
MusicFab 変換ソフト Webプレーヤー直変換 最大10倍速 MP3, FLAC, WAV, M4A, OPUS 有料
Sidify 変換ソフト Web+アプリ両対応

最大10倍速

MP3, FLAC, WAV, M4A, AAC, ALAC, AIFF 有料

NoteBurner

変換ソフト Web+アプリ両対応 最大10倍速 MP3, AAC, WAV, FLAC, M4A, M4B, AIFF 有料
AudFree 変換ソフト Webプレーヤー変換 最大30倍速 MP3, AAC, WAV, FLAC, M4A, M4B, AIFF

有料

OBS Studio 録音ソフト 多音源録音・無料 環境依存 WAV, MP3, AAC, FLAC, OGG, MKV, MOV, TS, M3U8

×

×

無料
Audio Hijack 録音ソフト Mac高機能・自由度高 高速 WAV, AIFF, MP3, AAC, FLAC, Apple Lossless

×

有料
Online Voice Recorder オンライン ブラウザ録音 普通 MP3 × ×

普通

Apowersoftオンライン録音 オンライン ブラウザ録音 普通

MP3, WMA, AAC, M4A, OGG, WAV

× × 無料

tabCapture(Chrome拡張) オンライン ブラウザ録音 普通 WAV, MP3

×

×

無料

Apple Musicを録音できない理由と対策

Apple Musicは、公式にも「一部アプリでは録音や収録ができません」と案内しています。主な理由は、DRM(著作権保護)やアプリ/OSの仕様によるものです。iPhoneやパソコンの標準録音や画面収録機能でも音が入らず、「無音」や「保存失敗」になるケースがよくあります。

Apple Music変換ソフト徹底比較

先ほど紹介したような制約を回避しつつ、音楽を高音質のまま効率よく保存できる方法として注目されているのが、変換ソフト(ダウンロード型)です。ここでは、日本国内外で評価の高い主要製品を比較し、それぞれの特長やおすすめポイントを解説します。

MusicFab Apple Music変換ソフト

MusicFab Apple Music 変換ソフト
  • オリジナル音質をキープしたまま、Apple Musicの楽曲をダウンロード可能
  • Apple Musicのプレイリストやアルバム、ポッドキャスト、ラジオを一括ダウンロード
  • Appleミュージックの音楽をMP3、M4A、OPUS、FLAC、WAVに変換可能
  • アーティスト情報やジャケット画像などのID3タグを自動取得し、歌詞も.lrcファイルとして保存可能
  • 内蔵ブラウザでApple Musicの楽曲を検索して、そのままダウンロード可能
  • DRMを解除し、あらゆるデバイスでオフライン再生が可能

MusicFab Apple Music変換ソフトはWebプレーヤー内蔵型で、Apple Music公式IDで直接楽曲を高速・ロスレスダウンロードできるのが特長です。タグ情報やアートワークも自動取得、日本語UI・頻繁なアップデートもポイント。

操作は直感的で、ダウンロードしたいアップルミュージック曲やプレイリストを数クリックで変換できます。実機テストではアルバム1枚が約1分で完了し、大量変換やタグ保持も安定しています。

強み・弱み、ユーザー評価

Trustpilot評価は4.5/5。「変換速度が非常に速い」「簡単・高品質」など高評価が多い一方、「サポート対応に時差あり」「Mac版UIがやや古い」という指摘も一部あり。体験版でも品質を確認できます。

Step1
ソフト起動→Apple Musicにログイン
Step2
曲/プレイリスト選択
Step3
出力形式・品質設定→ダウンロード開始

apple music ダウンロード3

 

Sidify Apple Music 音楽変換 Pro 版

SidifyはWebプレーヤーとデスクトップアプリ両対応で、高速かつ安定でApple Musicの曲をMP3に変換できる多機能型ソフトです。CD書き出しやALAC形式にも対応し、細かい出力設定も可能。日本語UIや自動タグ付与、アップデートの頻度も安心感があります。操作はシンプルで、リスト追加後の一括変換も数クリックで完了します。

Apple Musicを録音

強み・弱み、ユーザー評価

Trustpilot評価は4.3/5。「タグ保持や音質が良い」「サポートが親切」「UIがきれい」など好意的な声が目立ちます。一方、「体験版の制限が強い」「変換途中に止まることがある」「大量バッチ時に速度低下」といった指摘も一部あり。

操作の流れ

Step1
公式サイトからインストール
Step2
アプリまたはWebプレーヤーで曲・プレイリスト追加
Step3
出力形式を選び、変換実行

NoteBurner Apple Music Converter

NoteBurnerはWebプレーヤーとiTunes両対応で、直感的なUIと多形式変換が強みの定番ソフトです。タグの自動付与や曲ごとのフォルダ分けもスムーズで、変換操作も迷わず完了できます。日本語ガイドやFAQも充実しており、初めてでも安心感があります。

Apple Musicを録音

強み・弱み、ユーザー評価

Trustpilot評価は4.4/5。「操作が簡単で安定している」「日本語の説明がわかりやすい」「タグ管理が優秀」との評価が多い一方、体験版の曲数制限やMac版の一部機能制限が惜しいとの声もあります。

操作の流れ

Step1
公式サイトからインストール
Step2
アプリまたはWebプレーヤーで曲・プレイリスト追加
Step3
出力形式を選び、変換実行

AudFree Auditior(Apple Music Converter)

AudFreeはWebプレーヤーと連携し、最大30倍速の変換や多形式出力をリーズナブルな価格で実現したコスパ重視型ソフトです。シンプルな設計で大量高速処理が得意、買切り型でランニングコストも低いのが特徴です。

Apple Musicを録音

強み・弱み、ユーザー評価

Trustpilot評価は4.6/5。「価格が良心的」「変換がとても速い」という声が多く、一方「UIやサポートがやや簡素」「FAQが少ない」との指摘も見られます。サポート重視や細かなタグ編集を求める人にはやや不向きかもしれません。

操作の流れ

Step1
公式サイトからインストール
Step2
WebプレーヤーにApple Musicログイン
Step3
曲選択→出力形式を選び変換

Apple Music録音ソフト(リアルタイムキャプチャ型)

DRMなどの制約で通常の録音方法が使えない場合でも、リアルタイムキャプチャ型の録音ソフトを使うことで、PCで再生中の音声を録音できます。ここでは、代表的な無料・有料の録音ソフトを比較します。

OBS Studio

OBS Studioは、無料で使える定番の多機能録画・録音ソフトです。PC内部音声やマイク音声、画面キャプチャも同時に可能で、ライブ配信にも対応しています。

Apple Music録音

強み・弱み、ユーザー評価

  • 無料・オープンソースで機能が豊富
  • 配信や録画用途にも最適
  • Macで内部音声録音する場合は追加の仮想オーディオデバイス(BlackHoleなど)が必要
  • 音質や安定性はPCや設定に依存

操作の流れ

Step1
公式サイトからインストール
Step2
音声ソースとして「デスクトップ音声」を追加
Step3
録音を開始し、必要に応じてファイル保存

Audio Hijack

Audio Hijackは、Mac専用の高機能録音ソフトです。アプリ単位で音声キャプチャができ、音質調整やエフェクト追加などの高度な処理も可能です。

Apple Music録音

強み・弱み、ユーザー評価

  • 任意アプリの音声を高音質で録音可能
  • 直感的なブロックUI
  • 有料ソフト(約14,000円)、日本語UIなし
  • DRM制約のある音源は録音不可の場合あり

操作の流れ

Step1
公式サイトからインストール
Step2
録音対象アプリを指定
Step3
出力先やエフェクト設定→録音開始

仮想オーディオデバイス・音声ルーティングツール

Apple Musicやストリーミング音声を高音質で録音・変換するには、仮想オーディオデバイスや音声ルーティングツールが役立ちます。ただし、DRM制限やOS仕様により録音できない場合もあるため注意が必要です

BlackHole(Mac用)

BlackHoleはMac用の無料仮想オーディオデバイスです。システム内部の音声を録音ソフトや配信アプリに直接送ることができます。

  • 無料&高音質/Apple Siliconにも対応
  • 設定がやや難しい/OSアップデート時に不安定になることも

Apple Music録音

操作の流れ

Step1
公式サイトからインストール
Step2
[Audio MIDI設定]で仮想デバイス作成
Step3
録音ソフトでBlackHoleを入力に指定

VB-CABLE(Windows用)

VB-CABLEはWindows向け定番の仮想オーディオデバイスです。複数アプリ間の音声ルーティングが簡単です。

  • 無料で導入も簡単/有料拡張で多系統も可能
  • 一部アプリで認識されない場合あり

Apple Music録音

操作の流れ

Step1
公式サイトからダウンロード&インストール
Step2
サウンド設定でVB-CABLEを選択
Step3
録音・配信アプリで入力として設定

Soundflower(Mac用/旧定番)

Soundflowerは長年Macで使われてきた仮想オーディオデバイスです。

  • 軽量・シンプル/古いアプリとも相性が良い
  • サポート終了済み/新OSではBlackHole推奨

Apple Music録音

操作の流れ

Step1
GitHub等からインストール
Step2
Audio MIDI設定でデバイス作成
Step3
録音ソフトで入力先を指定

オンライン・ブラウザ録音ツール・拡張機能

インストール不要で手軽にPCの音声録音ができるのが、オンライン録音ツールやブラウザ拡張機能です。Apple MusicのDRM制約で録音できない場合もありますが、会議やWeb音声の保存など幅広い場面で活用されています。

Online Voice Recorder

Online Voice Recorderは、インストール不要でブラウザ上から録音できる無料サービスです。公式サイトにアクセスし、録音ボタンを押すだけでPCのマイクや一部内部音声を手軽にキャプチャできます。シンプルなUIと即時ダウンロードの便利さが魅力で、職場や共有PCでもすぐに使える点が評価されています。

WHAT WE LIKE
  • 無料&インストール不要
  • シンプル操作、初心者にも使いやすい
  • 録音ファイルは即ダウンロード可能
WHAT WE DON'T LIKE
  • DRM付きApple Musicの録音は不可(無音ファイルになる)
  • 長時間録音や高音質設定は非対応
  • 保存形式や編集の自由度が低い

操作の流れ

Step1
公式サイトにアクセス
Step2
録音ボタンをクリック
Step3
録音終了後にデータをダウンロード

Apple Music録音

Apowersoft無料オンライン録音ソフト

Apowersoftの無料オンライン録音ソフトは、内部音声やマイクなど複数音源に対応し、直感的なUIも特徴です。短時間の会議録音やWeb音声キャプチャなどに向いており、操作も非常に簡単です。専用ランチャーのインストールが必要ですが、録音品質は安定しています。

WHAT WE LIKE
  • 多彩な入力(マイク・システム音)対応
  • 操作が簡単で録音品質も十分
  • 複数ファイル形式で保存可能
WHAT WE DON'T LIKE
  • ランチャーのインストールが必須
  • DRM付き音源(Apple Music)は無音になる
  • 一部のブラウザやOSで動作制限あり

操作の流れ

Step1
サイトにアクセスし、ランチャーをインストール
Step2
録音対象を選択し、録音開始
Step3
録音終了後、ファイル保存

Apple Music録音

Chrome拡張 tabCapture

tabCaptureはGoogle Chrome拡張機能で、ブラウザタブごとの再生音声を簡単にキャプチャできます。拡張機能追加後、ボタン一つで録音開始・停止ができ、他のタブやアプリへの影響も少ないのが特長です。

WHAT WE LIKE
  • Chrome上で簡単に録音できる
  • 他ソフト不要、すぐ利用可能
  • Web会議や動画音声のキャプチャに便利
WHAT WE DON'T LIKE
  • DRM音源(Apple Music等)は録音不可・無音
  • 安定性や長時間録音は専用ソフトに劣る
  • シンプル機能ゆえ編集・細かい設定不可

操作の流れ

Step1
サChromeウェブストアから拡張機能を追加
Step2
対象タブで拡張機能ボタンをクリック
Step3
録音停止後に音声を保存

Apple Music録音

Apple Music録音に関するよくある質問

Q

Apple Music録音・変換は違法?規約違反にならない?

Apple Musicの録音・変換は私的利用の範囲であれば日本の著作権法上は認められていますが、DRM(著作権保護)を解除したり、保存ファイルを他人と共有・販売することは法律およびApple公式規約で禁止されています。録音・変換ファイルは必ず個人利用のみに留めてください。

A
Q

無料でApple Musicを録音・変換できる?

多くの無料ソフトやオンラインツールは録音時間や機能に制限があり、DRM付き音源には非対応です。有料ソフトの体験版を活用し、実際の変換品質を確認しましょう。

A
Q

スマホだけで録音や変換はできる?

iPhoneやAndroid単体では、公式アプリやOSの制約・DRM保護により、Apple Music音源の内部録音・変換は基本的にできません。パソコン用の専用ソフト利用が現実的です。

A
Q

録音・変換できない時は?

OSやアプリの権限設定、仮想オーディオデバイスの未設定、サービス側の仕様変更が原因になることが多いです。各ソフトのFAQや仮想デバイスの設定を再確認してください。

A

まとめ

Apple Musicの録音・変換には、変換ソフト・録音ソフト・仮想オーディオデバイス・オンラインツールなどさまざまな方法があります。操作性や音質、コスパなど自分の用途に合ったツールを選ぶことが大切です。

現時点で高音質な保存を求める場合は、Webプレーヤー型の変換ソフトや仮想オーディオデバイスの組み合わせが最も安定しています。録音や変換は必ず私的利用の範囲にとどめ、公式規約や著作権法も守りましょう。