SoundCloudには、SpotifyやApple Musicにはない「未配信の神曲」や、リミックス音源が数多く眠っています。

「気に入った曲をWAVで保存して、DJプレイや個人のライブラリで管理したい」

そう思う人は多いですが、公式のダウンロード機能は「投稿者が許可した曲のみ(MP3等の元ファイル依存)」「1曲ごとの手動操作」という制限があり、数百曲単位のライブラリ化には向きません。

この記事では、SoundCloudの配信仕様(128kbps MP3 / 256kbps AAC)を正しく理解した上で、PC専用ソフトを使って「再圧縮による劣化をゼロに抑え、可能な限り高音質なWAV/FLACとして一括保存する方法」を解説します。

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本記事は私的利用を目的としたバックアップ手法の解説です。DLした音源の再配布や商用利用は規約違反となるためご注意ください。

SoundCloudのダウンロード方法

SoundCloud公式の「ダウンロード」仕様まとめ

まず、プラットフォーム側の基本仕様を整理しておきましょう。ここを誤解していると、「ダウンロードしたのにDJソフトで読み込めない」「期待した音質ではない」といったトラブルの原因になります。

1. 公式の「Download file」ボタンの制約

楽曲ページに「Download file」ボタンが表示されることがありますが、これは投稿者が許可した場合のみ利用可能です。 さらに、ここで取得できるファイルは「投稿者がアップロードした元データ」そのものです。

  • 投稿者がWAVでアップロード → WAVでダウンロード
  • 投稿者がMP3でアップロード → MP3でダウンロード

つまり、受信側(あなた)が「DJ用にライブラリを全てWAVで統一したい」と思っても、形式を選ぶことはできません。バラバラの形式で保存されるため、管理が非常に面倒です。

SoundCloud公式の「ダウンロード」仕様

2. アプリのオフライン再生(SoundCloud Go / Go+)

SoundCloud Go / Go+ のオフライン再生機能は、アプリ内にデータを「一時保存(暗号化されたキャッシュ)」する仕組みです。 あくまでアプリ内での視聴に限定されるため、PCに取り出してフォルダ管理したり、Serato DJなどの外部ソフトにエクスポートしたりすることは物理的に不可能です。

3. 配信音質の仕組み

SoundCloud上の音源は、ストリーミング再生時に以下のビットレートへトランスコード(圧縮)されて配信されます。

  • 通常: 128kbps MP3 または 64kbps Opus
  • High Quality(Go+): 256kbps AAC

公式機能だけでは、これらの配信音源を「劣化を抑えつつ、WAVなどの扱いやすい形式でPCに保存する」ことはできません。

無料のSoundCloud変換サイトやキャプチャのリスク

「公式がダメなら、URLを貼って変換する無料サイトを使えばいいのでは?」

そう考える方も多いですが、PCでのライブラリ管理、特にDJ用途などを考えている場合はおすすめしません。 その理由を言葉で説明するより、実際にダウンロードしたファイルの「中身」を見ていただいた方が早いでしょう。

avatar
玲奈
今回は検証として、検索上位に出てくる定番サイト『MusicVerter』を使い、SoundCloud上の楽曲(曲名:Free Bands)を実際にダウンロードしてみました。
Step1
使い方は非常にシンプルです。サイトにURLを貼り付け、「Download」ボタンを押すだけ。

SoundCloud 変換 

soundcloud downloader

確かに操作は簡単ですし、余計なツールのインストールも不要です。 しかし、PCに保存されたファイル(free bands.mp3)を解析ツールで開いた瞬間、その期待は裏切られました。

「なんちゃって320kbps」の罠

まず音質についてですが、サイト上では高音質を謳っていたにもかかわらず、解析結果は「128kbps」でした。

もし本物の320kbpsであれば、計算上ファイルサイズは約5MBになるはずですが、実際は2MBしかありません。これは、低音質のソースしか取得できていない(または数字だけ偽装している)決定的な証拠です。これでは、高価なスピーカーやヘッドホンで聴いた際に、音が籠もって聞こえてしまいます。

SoundCloud 保存

メタデータの欠落

さらに問題なのが『メタデータ(曲情報)の不在』です。 ファイル自体は存在しても、内部のタグ情報(曲名・アーティスト名・アートワーク)が完全に空白でした。

この状態でiTunesやDJソフトに取り込むと、画面上には『No Title』『Unknown Artist』という表示が並ぶだけで、どのファイルがどの曲なのか判別不能になります。ジャケット画像も表示されません。 大量のファイルを一つずつ手作業で修正するのは、膨大な時間を浪費するだけの無駄な作業と言えるでしょう。

解決策:PC専用ソフト「MusicFab」での管理

「公式では一括管理ができない」「無料サイトは品質とタグ情報が悪い」。 そこでプロユーザーの選択肢となるのが、PC専用ソフト「MusicFab SoundCloud 変換ソフト」です。

musicfab
MusicFab SoundCloud 変換ソフト
  • 音質を損なうことなく、SoundCloudの楽曲をダウンロード可能
  • SoundCloudのトラックをMP3、WAV、FLAC、M4A、OPUS形式に変換可能
  • 最大320kbpsの高音質でMP3にダウンロード可能
  • 無料プランでも広告をカットして利用できる
  • SoundCloudのプレイリストやアルバムも一括ダウンロードに対応
  • アーティスト名、曲名、プレイリスト名、カバー画像などのID3タグも取得

このソフトは、ブラウザでの録音ではなく、ストリーミングデータを直接解析し、「その時点で取得可能な最高音質」でダウンロードできるのが特徴です。

SoundCloudの保存方法比較チャート
特徴 PC専用ソフト(MusicFab) 公式ダウンロード機能 無料オンラインサイト
出力形式 MP3、FLAC、WAV、OPUSなど選択可 元ファイルに依存
(選べない)
MP3固定が多い
音質 配信データの最高値を維持
(劣化なし)
元ファイル通り 低~中
(再圧縮で劣化しやすい)
一括保存  (プレイリスト丸ごと)  (1曲ずつ手動)  (不可/手動)
対象 再生可能なほぼ全ての楽曲 投稿者が許可した楽曲のみ サイトの解析力による

使い方:「MusicFab」を使った一括保存フロー

専用ソフトにはいくつか種類がありますが、ここでは筆者が検証して動作が安定していた「MusicFab SoundCloud 変換ソフト」を例に手順を紹介します。このツールはプレイリスト解析とタグ取得の精度が高く、管理の手間を大幅に削減できます。

Step1
MusicFab SoundCloud 変換ソフトを起動してSoundCloudのアイコンをタップ

SoundCloud 保存 

Step2
ブラウザが起動してSoundCloudが開くのでアカウントでログインする

SoundCloud 保存 

Step3
ダウンロードする曲を含むプレイリストを再生して緑色のダウンロードボタンをクリックする

SoundCloud 保存 

Step4
ダウンロードする曲・形式・品質を選択

SoundCloud 保存

Step5
ダウンロードが始まる

SoundCloud 保存

Step6
ダウンロードした曲を確認する

SoundCloud 保存

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ダウンロードしたデータは、必ず「私的利用(個人での視聴・練習)」の範囲内で管理してください。権利者の許諾なく商用利用したり、再配布することは規約および法律で禁止されています。

SoundCloudをDJの現場で使うためのテクニック

ここからは少しプロ向けの話。SoundCloudをDJで使う場合、ストリーミング再生にはどうしてもリスクが伴います。

SoundCloud Go+と連携すればdjayでSoundCloudの曲を回すことも可能ですが、Wi-Fiが不安定な現場やサブスク解約で音源が消えるリスクと隣り合わせです。怖くてメインでは使えませんよね。

でも、MusicFabでローカルファイル化することで、SoundCloud Go+のストリーミング連携(djay等)に頼らず、Serato DJ Proやrekordboxで安定したプレイが可能になります。ネット環境がない現場でも安心です。

1. 「一生モノ」のライブラリを作る(自宅練習・個人利用)

MusicFabでWAV等に変換してHDDに入れておけば、ネット環境は関係ありません。Serato DJ Proやrekordboxで解析しても、BPMやGridのズレが少なくなります(音の解像度が高いため)。

tips icon
djay連携はGo+で可能ですが、djay上でのオフライン機能は現状有効ではありません。現場利用は回線・契約・利用ガイドラインを前提に運用してください。

2. タグ打ちの手間ゼロ

地味に嬉しいのがこれ。ダウンロードした時点で曲名、アーティスト名、ジャケット画像が全部入っています。「Track 01.mp3」みたいなファイル名を、夜な夜なリネームする作業とはおさらばです。

SoundCloudのダウンロードに関するQ&A

Q

SoundCloudをMP3でダウンロードするのは違法ですか?

SoundCloudの音楽をMP3でダウンロードできるかどうかは、著作権や利用規約によって異なります。日本では、個人で楽しむための私的利用の範囲なら認められる場合もありますが、違法にアップロードされた曲をダウンロードするのは著作権法に触れるおそれがあります。

また、SoundCloudなど多くのサービスでは、公式以外の方法でのダウンロードや変換を禁止していることも多いです。ダウンロードが必ずしも合法とは限らないので、実際に利用する際は、公式の利用規約や法律を確認しておくと安心です。

A
Q

SoundCloudをWAVでダウンロードする方法は?

クリエイターがWAV形式でアップロードし、尚且つダウンロードを許可している場合はWAV形式でダウンロードを行うことができます。サードパーティ製ツールの場合、WebサイトはあまりWAVでのダウンロードをサポートしていませんので注意しましょう。MusicFab SoundCloud 変換ソフトはWAVでのダウンロードもサポートしています!

A
Q

SoundCloudの音源をダウンロードできないときは?

「Download file」ボタンが表示されているのにダウンロードができない場合は、サーバーや、お使いのデバイス、ネットワーク環境に一時的な問題が発生している可能性があります。ページを更新したり、SoundCloudアプリやブラウザを再起動したり、安定したネットワーク環境で試したりしてみてください。

A
Q

SoundCloudをMP3に安全に変換するには?

安全性を重視したい場合は、オンラインサイトよりもMusicFab SoundCloud 変換ソフトのようなソフトウェアの方がよいでしょう。オンラインサイトに広告はつきものですし、意図しないサイトに突然飛ばされてしまうこともあります。

A
Q

SoundCloudの曲をダウンロードしてPCDJしたいです

PCDJとはパソコンの音源をDJコントローラーでコントロールして行うDJです。ダウンロードしたSoundCloudのファイルは他の楽曲と同じようにPCDJとしてプレイできます。

A

まとめ

今回はSoundCloudをダウンロードする方法を解説しました。SoundCloudでダウンロードボタンがないときは、MusicFab SoundCloud 変換ソフトをお使いください!どの曲もロスレスでダウンロードができますし、アートワークやトラック名も一緒に保存できます。無料版でも3曲までフルで音楽をダウンロード可能ですよ!