Apple Musicで気に入った曲を保存しようとしたとき、ダウンロードボタンが見当たらない、あるいは雲のマークがくるくる回ったまま終わらないといった経験はありませんか?

通勤中や飛行機内でオフライン再生したいのに、肝心の曲が保存できていないと焦りますよね。実は、ダウンロードできない原因の多くは、端末の「同期設定」や「追加手順の順序」を少し見直すだけで解決します。

この記事では、iPhoneやPC、AndroidでApple Musicがダウンロードできない主な原因と、今すぐ試せる7つの対処法を解説します。記事の後半では、デバイス制限に縛られずに曲を持ち運ぶ方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Apple Musicでダウンロードできない?

まず確認!ダウンロードできない時の3つの基本チェック

具体的な設定を触る前に、まずは見落としがちな「3つの基本条件」をクリアしているか確認しましょう。意外とここが原因でボタンが押せなくなっているケースが多いです。

1. 通信環境と「モバイル通信設定」

基本的に、Apple MusicのダウンロードはWi-Fi環境が推奨されています。もし外出先(4G/5G)でダウンロードしたい場合は、アプリ側での許可が必要です。

設定手順:[設定]>[アプリ]>[ミュージック]を開き、「モバイル通信経由でダウンロード」をオンにしてください。これがオフだと、Wi-Fiを切った瞬間にダウンロードが「待機中」で止まってしまいます。

2. 端末の空き容量と音質設定

iPhoneやAndroidの空き容量が不足していると、ダウンロードは自動的に中断されます。特に注意したいのが「オーディオの品質」設定です。

「ロスレス」や「ハイレゾロスレス」を選んでいる場合、1曲あたりのデータサイズが標準の数倍に膨れ上がります。[設定]>[アプリ]>[ミュージック]>[オーディオの品質]から、一時的に「高効率」や「高品質」に下げて試してみてください。

3. サブスクリプションの有効期限

当然ですが、Apple Musicの契約が切れていると、カタログの曲はすべて再生不可になり、ダウンロード機能もロックされます。iPhoneの[設定]>[ユーザー名(Apple Account)]>[サブスクリプション]から、現在のステータスが「有効」になっているか確認しましょう。

【デバイス別】曲を追加してダウンロードする正しい手順

基本チェックに問題がないのにダウンロードボタンが見当たらない場合、操作の順序が間違っている可能性があります。

Apple Musicでは、カタログにある曲をいきなりダウンロードすることはできません。必ず「ライブラリに追加」してから、その後に「ダウンロード」を実行するという2段階の手順が必要です。

デバイスによってアイコンの形や場所が異なるため、以下で正しい手順を確認してください。

iPhone / iPad の場合

Step1
曲名の横にある「+」または「追加」をタップします。
Step2
数秒後に表示される雲のアイコンをタップします。
 
 

アップルミュージック ダウンロード 

tips icon
手順1の「+」を押すと少しアニメーションがあり、完了すると「雲のアイコン」に変化します。この変化を待たずに画面を移動してしまうと、ダウンロードボタンが表示されないままになります。

Windows / Mac (Apple Musicアプリ) の場合

Step1
サイドバーや曲のメニューから「+追加」をクリックします。
Step2
曲名の横にある「↓」ボタンをクリックします。

Android の場合

Step1
曲の右側にある「+」をタップします。
Step2
同じ場所に変わる「↓」をタップします。

もし、手順通りに「+」を押しても雲のアイコンが表示されず、元の「+」に戻ってしまう場合は、次に解説する「同期設定」がオフになっている可能性が高いです。

最重要:「ライブラリを同期」がオフになっていませんか?

「+」ボタンを押しても反応しない、あるいは曲がライブラリに追加されない場合、「ライブラリを同期」という設定がオフになっていることが最大の原因です。

この機能は、Apple Musicのカタログとあなたの端末をつなぐ「メインスイッチ」のようなものです。これがオフの状態では、曲を端末に保存する権利が有効になりません。以下の手順で、設定がオンになっているか必ず確認してください。

iPhone / iPad の設定手順

Step1
[設定]アプリを開きます。
Step2
画面を下にスクロールし、[アプリ]>[ミュージック]をタップします。(※iOSのバージョンによっては[設定]直下に[ミュージック]がある場合もあります)
Step3
「ライブラリを同期」のスイッチを確認し、オフ(灰色)ならタップしてオン(緑色)にします。

Windows / Mac (Apple Musicアプリ) の場合

Step1
パソコンでもこの設定は必須です。
Step2
Apple Musicアプリのサイドバー上部にある[…](メニューアイコン)をクリックし、[設定]を開きます。
Step3
[一般]タブの中に「ライブラリを同期」の項目があります。
Step4
チェックが入っているか確認してください。
tips icon
この項目が表示されない場合、Apple Musicのサブスクリプション期限が切れているか、正しいApple Account(旧 Apple ID)でサインインできていない可能性があります。

【症状別】「待機中」や「終わらない」時のリセット手順

設定は正しいはずなのに、雲のマークがくるくる回ったまま「待機中」で止まる、あるいはダウンロードの進捗バーが全く動かない。これは、Appleのサーバーと端末の間で「同期情報」が詰まっている時によく起こる現象です。以下の2つのリセット手順を順番に試してみてください。

1. 同期スイッチの「入れ直し」

最も手軽で効果的な方法です。詰まっている通信を強制的にリフレッシュします。

Step1
[設定]>[アプリ]>[ミュージック]を開きます。
Step2
「ライブラリを同期」を一度オフにします。(「オフにしますか?」という警告が出ますが、そのまま進めてください)
Step3
10秒ほど待ってから、再度オンに戻します。
Step4
「ミュージック」アプリに戻り、ライブラリの読み込みが終わるのを待ってから、再度ダウンロードを試します。

2. Apple Accountのサインアウト(最終手段)

上記でも直らない場合、アカウントの認証情報自体にエラーが起きている可能性があります。

Step1
[設定]>[ユーザー名(Apple Account)]をタップします。
Step2
[メディアと購入]を選択し、[サインアウト]します。
Step3
端末を再起動した後、同じ場所からサインインし直します。
!
サインアウトを行うと、これまでに端末にダウンロードした曲データは一度すべてリセット(削除)されます。再ダウンロードが必要になりますが、不具合を根本から直すには最も確実な方法です。

「このデバイスはすでに関連付けられています」と出る場合

ダウンロードボタンを押した瞬間に、「このデバイスはすでに別のApple Accountに関連付けられています。〇〇日間は転送できません」というエラーが表示されることがあります。

これは、Apple Musicの不具合ではなく、不正利用防止のための厳格な仕様(90日間の制限)です。

公式の対処法は「待つ」しかない

残念ながら、このエラーが出た場合、指定された日数(最大90日)が経過するまで、その端末でApple Musicの曲をダウンロードすることはできません。

もし「90日も待てない」「今すぐオフラインで聴きたい」という場合は、記事の後半で紹介する「PCで変換して転送する」という方法が回避策になります。

【Android/PC】保存先をSDカードや外部ストレージにする方法

「ダウンロードしたいけど、スマホやPCの容量がいっぱいで無理…」 そんな場合、AndroidやWindowsなら保存先を変更することができます。

Android でSDカードに保存する

Android版Apple Musicアプリでは、設定から簡単に保存先をSDカードに切り替えられます。

Step1
Apple Musicアプリを開き、右上の[︙](メニュー)>[設定]をタップします。
Step2
「ダウンロード」セクションにある[ダウンロード先]をタップします。
Step3
[SDカード]を選択します。

Windows (Apple Musicアプリ) で保存先を変える

Windows PCのCドライブが圧迫されている場合、保存先をDドライブや外付けHDDに変更しましょう。

Step1
アプリのサイドバー上部にある[…]をクリックし、[設定]を開きます。
Step2
上部のタブから[ファイル]を選択します。
Step3
「メディアの保存場所」にある[変更]をクリックし、保存したいフォルダを指定します。
tips icon
SDカードや外付けHDDに保存しても、ファイルにはDRM(著作権保護)がかかっているため、他のプレーヤー(カーステレオ等)では再生できません

【別の選択肢】解約後も手元で再生したい場合の方法

ここまで解説した通り、Apple Musicの公式機能でダウンロードした曲は、あくまで「サブスクリプション契約中のみ再生できるキャッシュデータ」に過ぎません。

そのため、解約した瞬間や、間違ってサインアウトした瞬間に、すべての曲が聴けなくなってしまいます。「毎月お金を払っているのに、手元には何も残らない」という点にモヤモヤする方も多いのではないでしょうか。

この問題を解決する一つの手段として、「MusicFab Apple Music 変換ソフト」があります。

musicfab
MusicFab Apple Music 変換ソフト
  • Apple Musicの曲をわずか10秒でロスレスダウンロード
  • Apple Musicの楽曲をMP3、WAV、FLAC、M4A、OPUS形式で保存可能
  • プレイリストやアルバム、ポッドキャスト、ラジオも一括ダウンロード
  • アルバム画像やアーティスト情報などのID3タグを取得し、歌詞も保存できる
  • ダウンロードした音楽をさまざまなデバイスで再生可能
  • 内蔵ブラウザでApple Musicの曲を検索し、そのまま簡単にダウンロード

MusicFabを使えば、暗号化されたApple Musicの曲をMP3やM4Aといった汎用的な形式に変換してパソコンに保存できます。一度変換してしまえば、サブスクリプションを解約した後でも、アップルミュージックの曲を手元に残して再生し続けることができます。

3ステップでプレイリストごと保存する手順

Step1
MusicFabを起動し、「Apple Music」アイコンを選択します。
Step2
内蔵ブラウザでApple Accountにログインし、保存したいプレイリストを開きます。
Step3
曲が自動解析されるので、出力形式(MP3など)を選んで「今ダウンロード」をクリックします。

アップルミュージック  ダウンロード

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ご利用に関する注意:MusicFabを使用してダウンロードした楽曲は、私的利用(個人的に楽しむ範囲)でのみ使用してください。営利目的での利用や、第三者への配布・共有は法律で禁止されています。

Apple Musicのダウンロードに関するよくある質問

Q

機種変更したら、ダウンロードした曲はどうなりますか?

ダウンロード済みのデータは引き継がれません。iPhoneの「クイックスタート」などを使っても、音楽の「ダウンロードデータ(キャッシュ)」は移行されません。新しいiPhoneで「ライブラリを同期」をオンにし、再度ダウンロードし直す必要があります。

A
Q

解約すると、保存していた曲は聴けなくなりますか?

はい、再生権限が失われます。ダウンロード機能はあくまで「オフライン再生用」であり、契約が切れると認証ができず再生不可となります。

A
Q

ダウンロードしたのに通信量(ギガ)が減るのはなぜ?

高音質設定によるバックグラウンド通信の影響が考えられます。「ロスレス」や「ハイレゾ」設定の場合、再生時に完全なオフラインではなく、補完的な通信が発生することがあります。通信を確実に遮断したい場合は、[設定]>[アプリ]>[ミュージック]>[モバイルデータ通信]をオフにして切り分けてください。

A

まとめ

Apple Musicでダウンロードできない原因の大半は設定のうっかりミスや同期の不具合にあるため、まずは「ライブラリに追加」の手順や同期設定を見直し、改善しない場合は同期スイッチの入れ直しを試すのが近道です。もし、度重なる不具合や「90日制限」、解約後の曲の消滅といった公式機能の制約を避けたい場合は、MusicFabを使ってApple Musicの曲をPCに保存するのも一つの賢い選択肢です。再ダウンロードの手間をなくし、お気に入りの音楽を確実に手元に残して、ストレスフリーな音楽ライフを楽しみましょう。