Apple Musicで音楽を聴いていると、ふと歌詞を見ながら口ずさみたくなったり、気に入ったフレーズをSNSでシェアしたくなったりすること、ありますよね。この記事では、歌詞を表示させる基本操作はもちろん、「あれ? 歌詞が出ない」という時の具体的な対処法までを分かりやすく解説します。

さらに、本格的なお家カラオケが楽しめる「Apple Music Sing」の活用法や、意外と知られていない「オフラインで歌詞を見る裏技」もあわせてご紹介します。

Apple Music 歌詞

Apple Musicで歌詞を表示させる基本操作

Apple Musicを使い始めたばかりの方も、まずは基本の「歌詞表示」からマスターしましょう。スマホとPCではボタンの場所が少し違うので、お使いのデバイスに合わせてチェックしてみてください。

iPhone・Android・iPadの場合

スマホやタブレットでは、直感的な操作ですぐに歌詞を出せます。

Step1
曲を再生し、画面下のプレーヤーをタップして全画面表示にします。
Step2
画面の左下(または右下)にある「歌詞」アイコン(吹き出しマーク)をタップ。
Step3
これだけで、曲に合わせて歌詞が流れるように表示されます。

表示された歌詞のエリアをポンとタップすると、歌詞だけの全画面モードに切り替わります。「文字をもっと大きくして見たい!」という時は、このモードが便利です。

PC(Mac・Windows)の場合

デスクトップ版でも、操作はシンプルです。

Step1
Apple Music(またはiTunes)で音楽を再生します。
Step2
画面右上にある「歌詞」ボタン(吹き出しマーク)をクリック。
Step3
すると、画面の右側に歌詞のサイドバーが現れます。

Macをお使いなら、キーボードの [Command] + [Shift] + [U] を押してみてください。マウスを使わずに一瞬で歌詞のオン・オフができて、地味に便利ですよ。

もっと楽しむ!歌詞の便利機能(カラオケ・翻訳・共有)

基本的な歌詞の出し方を覚えたら、次はApple Musicならではの「遊べる機能」を使い倒してみましょう。 ここでは、自宅がカラオケボックスになる機能や、洋楽の意味がわかる翻訳機能、そしてエモい歌詞をSNSでシェアする方法をご紹介します。

Apple Music Singで「お家カラオケ」を楽しむ

「Apple Music Sing」は、曲のボーカル(歌声)の音量だけを自由に調節できる魔法のような機能です。 ボーカルを完全に消して本格的なカラオケにしたり、少しだけ音を下げてハモりの練習に使ったりと、楽しみ方は自由自在です。

Step1
歌詞を全画面表示にします。
Step2
画面右端にある「マイク」アイコンをタップ。
Step3
現れたスライダーを上下させて、ボーカルの音量を好みに調整するだけ。

とても楽しい機能ですが、マシンスペックを要するため古いiPhoneでは使えないことがあります。お手元の機種が対応しているか、以下の表でチェックしてみてください。

Apple Music Sing 対応デバイス一覧
デバイスの種類 対応モデル(OK) 非対応(NG)
iPhone iPhone 11 以降 / SE (第3世代) iPhone X / XS / XR / SE (第2世代)
iPad iPad Pro (M4など最新) / Air (第4世代以降) iPad (第8世代以前) / mini (第5世代以前)
Android 最新版アプリ搭載機種 古いOSの端末
Apple TV Apple TV 4K (第3世代) Apple TV HD

歌詞を翻訳して意味を知る

洋楽を聴いているとき、「今のフレーズ、どういう意味だろう?」と思うこと、ありませんか? Apple Musicなら、対応している楽曲であれば自動的に日本語訳が表示されます。

Spotifyとの違い Spotifyのような「翻訳切替ボタン」はありません。その代わり、元の歌詞の下に小さく対訳が表示される仕組みになっています。わざわざ切り替える手間なく、自然に意味が目に入ってくるのが特徴です。

好きな歌詞をSNSでシェアする

「この歌詞、今の気分にぴったりだな」と思ったら、Instagramやメッセージアプリで友達にシェアしてみましょう。Apple Musicなら、ジャケ写付きのオシャレなカードとして投稿できます。

Step1
歌詞画面で、シェアしたい行を長押し(または「歌詞を共有」をタップ)。
Step2
つながっている行なら、複数選択もOKです。
Step3
画面下の共有アイコンから、InstagramやX(旧Twitter)などを選ぶだけ。

これで、あなたのタイムラインが一気に華やかになりますよ。

Apple Musicの歌詞が表示されない原因と対処法

「歌詞ボタンが押せない」「読み込みエラーが出る」…。 そんな時は、まず以下の表で「自分の状況」をチェックしてみてください。原因の大半は、通信環境かデータのどちらかです。

歌詞が出ない時のチェックリスト
考えられる原因 詳しくはこちら(症状・理由) 解決策
① データがない 配信されたばかりの新曲、マイナーな曲、インスト(歌のない曲)など。 残念ながら対処不可です。Apple側で登録されるのを気長に待ちましょう。
② 電波が悪い 歌詞(特に動く歌詞)はネットから都度データを読み込むため、電波が弱いとエラーになります。 Wi-Fiを切ってみるか、電波の良い場所へ移動してください。
③ オフライン(一番多い原因) 「曲はダウンロード済みだから大丈夫」は誤解。歌詞の表示にはオンライン接続が必要です。 機内モードを解除し、ネットに繋いでから再生してください。

「Eマーク」付きの曲だけ歌詞が出ない場合

上記の表に当てはまらず、タイトルの横に「E(Explicit)」マークがある曲だけ歌詞が出ないなら、iPhoneの設定で制限がかかっている可能性があります。

Step1
設定アプリ > [スクリーンタイム]を開く。
Step2
[コンテンツとプライバシーの制限] > [ストア、Web、Siri...]へ進む。
Step3
[ミュージック...]の項目を「不適切な内容を含む(許可)」に変更する。

【裏技】Apple Musicの歌詞をPCに永久保存する方法

「機内モードや電波のない場所でも、歌詞を見ながら音楽に浸りたい」 「解約したら、集めた曲も歌詞も全部消えちゃうのが辛い…」そんなApple Musicユーザーの切実な悩みを一発で解決するツールが、「MusicFab Apple Music 変換ソフト」です。

この専用ツールを使えば、Apple Musicの曲をMP3などの形式に変換できるだけでなく、歌詞データも一緒に抜き出して保存できてしまいます。 つまり、「ネット環境ゼロ」でも歌詞が表示される最強の音楽ファイルが作れるのです。

musicfab
MusicFab Apple Music 変換ソフト
  • オリジナル音質をキープしたまま、Apple Musicの楽曲をダウンロード可能
  • Apple Musicのプレイリストやアルバム、ポッドキャスト、ラジオを一括ダウンロード
  • Appleミュージックの音楽をMP3、M4A、OPUS、FLAC、WAVに変換可能
  • アーティスト情報やジャケット画像などのID3タグを自動取得し、歌詞も.lrcファイルとして保存可能
  • 内蔵ブラウザでApple Musicの楽曲を検索して、そのままダウンロード可能
  • ローカルファイルとして保存、あらゆるデバイスでオフライン再生が可能

MusicFabで「歌詞付き」ダウンロードをする手順

Step1
MusicFabを起動し、「Apple Music」アイコンをクリック。内蔵ブラウザが開くので、いつものApple IDでログインします。
Step2
保存したい曲やプレイリストを再生すると、自動的に「解析ウィンドウ」が立ち上がります。 
Step3
保存したい形式(MP3など)や音質を選択し、[今ダウンロード]をクリックします。

apple music ダウンロード3

これさえあれば、電波の届かないトンネルの中でも、空の上の飛行機内でも、歌詞が途切れることはありません。

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Apple Musicの歌詞に関するよくある質問(FAQ)

Q

歌詞が間違っていたり、タイミングがズレている時は?

Appleに報告して修正をリクエストできます。 せっかくの歌詞が間違っていると気になりますよね。そんな時は、以下の手順で報告してみてください。

1.歌詞画面の右上にある「…(詳細)」をタップ。
2.「歌詞を報告」を選択し、間違っている箇所を選んで送信。 すぐには直りませんが、あなたの報告が後日の修正に反映されることがあります。

A
Q

すべての曲に歌詞はついていますか? 

残念ながら、100%ではありません。 基本的にはほとんどの楽曲に対応していますが、以下のようなケースでは歌詞データがない場合があります。

インストゥルメンタル(歌のない曲)
クラシック音楽
配信されたばかりの曲や、マイナーな楽曲 これらはデータが登録されるのを待つしかありません。

A
Q

ロック画面に歌詞を表示し続けることはできますか?

設定次第で「出しっぱなし」にできます。 通常、ロック画面でもプレーヤーをタップすれば歌詞は出ますが、そのまま放置すると画面が暗くなってしまいます(スリープ状態)。
常に表示させておきたい場合は、iPhoneの「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック」を「なし」に設定してみてください。ただし、バッテリーの減りが早くなるので、充電しながら使うのがオススメです。

A

まとめ

今回は、Apple Musicで歌詞を表示する基本操作から、カラオケが楽しめる「Sing」機能、そしてトラブルへの対処法までを幅広く解説しました。これで、ただ曲を聴くだけでなく、歌詞を見ながら歌ったり、意味を深く味わったりと、楽しみ方がぐっと広がったはずです。

そして、もし「通信制限を気にせず歌詞を見たい」「解約した後も、大好きな歌詞を手元に残したい」……そう感じた時は、記事の後半でご紹介した「MusicFab」を使った裏技をぜひ試してみてください。

お気に入りの曲を歌詞ごと持ち歩けるようになれば、あなたの音楽ライフはもっと自由になります。 通信環境も場所も選ばず、いつでもどこでも最高の音楽体験を楽しんでくださいね。全体的な操作方法は「Apple Musicの使い方」でも解説しています。